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名古屋御園座 吉例顔見世 [歌舞伎]

 

行ってきました、秋恒例の 吉例顔見世。

2日目ということもあって、本当に歌舞伎好きな人が多いみたい・・・

(団体客はいなかったということです)

秋の歌舞伎興行は、団十郎・菊五郎が来名ということで華やかです。

 

席は7列目のど真ん中(舞台中央に印があるのですがその真正面でした)

中央に役者さんが来ると目が合ったような錯覚に陥ります!

 

一、 毛抜き 【歌舞伎十八番の内】

     粂寺弾正・・・松緑

     秦民部  ・・・亀三郎

      

昨年秋の御園座顔見世の序幕も 松緑の「矢の根」でした。

2年連続トップバッター(?) 松緑の声は場内によく通り、響きます。

台詞回しも とても聞き取りやすいです。

昨年「矢の根」を見た時に、声も技量もすばらしくとても感動いたしました。

今年も松禄はとてもよかったです!

 

 二、 色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)  かさね

鶴屋南北作の舞踊劇    セリフは極端に少ないのでイヤホンガイドで

いちいち振り付けを説明してくれるのがありがたかったです。

 

 かさね・・・菊之助

吉右衛門・・・海老蔵

舞台上のセットは薄暗く、昼食後ということもあって眠くなりそうだけれどそんな気持ちも吹き飛ぶ。

お2人の演技がすばらしく、特に後半の見せ場は吉右衛門が引き戻されるところ。

花道の海老蔵もすごいが、舞台上の全身からにじみ出る怨念たっぷりの菊之助、

最後は迫真の演技に圧巻!の間に幕引き・・・・もう一度見たい!!!

 

三、権三と助十

怨念ものの後は、世話物でワイワイと。

       権三・・・團十郎

       助十・・・菊五郎

家主・六郎兵衛・・・左團次

     勘太郎・・・團蔵

 

最初、権三は菊五郎がやることになっていたそうだけれど、

菊五郎の提案で、 権三を團十郎 ・ 助十を菊五郎がやった方が面白いのではないか

ということでこの配役になったそうな。

 

休憩が25分あった後、しかも先ほどの海老蔵&菊之助の情念がそのまま

脳裏に焼きついていて、世話物が少々物足りなく感じる・・・

しかし、そこは菊五郎、世話物をやらせたら今一番ノリのあるお方ではないでしょうか。

昨年の「髪結新三」を見てつくづく感じたのです。

 

権三を何度もやっている菊五郎は、相方の役の助十に扮しても、間合いがよくわかって

いらっしゃるようで テンポよくポンポンと進みます。

ノリにのってる菊五郎に対し、初役の團十郎は2日目ということもあってかイマイチ

ノリきっていないように感じられました。 團十郎のお芝居を初めてみたせいかな?

私の気のせいならいいんだけれど・・・

 

團十郎といえば時代物、といった印象が強いので 夜の部【24日観劇予定】が

早くも楽しみでありまする。

夜の部は  「鳴神」 「達陀」 「義経千本桜・・・川連法眼館の場」 です。

 

それにしても・・・気になるおみやげグッズ→ 歌舞伎ハンカチ。

演目(16種類)の衣装と同じ柄に染めてあるハンカチ、

色がとてもきれいで買おうかどうしようか迷い1680円ということで躊躇してしまい

買わずに帰ってきてとても後悔・・・

今度は絶対買うゾ~~~

 


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名古屋御園座 「陽春花形歌舞伎」  [歌舞伎]

今日は、待ちに待った歌舞伎鑑賞の日。チケット申し込みは1月でしたからね。
 
本日の席は6列目(一等席の先頭、1~5列目は特別席)

生声も届く距離なので 高くても前の方の席がいい。

坂東三津五郎 尾上菊之助 中村橋之助 のお三方が中心になりお芝居が進みます。

菊之助きれい! 橋之助の声は客席に通りやすいですね 三津五郎は好きな役者さんのひとり、

源五兵衛の役を見事にこなします。 家主弥助のときは声も違うし、背中も丸まって歩くし、本当に老人のよう。

亀三郎&亀寿の兄弟は若さがあふれています。 お芝居を何度か見たことがあるけれど今後もますます注目の役者さん!

 
  「盟三五大切 (かみかけてさんごたいせつ) 」 忠臣蔵外伝のお話

     源五兵衛       三津五郎
     弥助          三津五郎(二役) 
     三五郎        橋之助
     芸者小万       菊之助
    六七八右衛門     亀三郎
     宅兵衛         亀寿
     了心          秀調
     助右衛門       彦三郎

先日行った「歌舞伎展」で 雨音の小道具を触れるコーナーがあったんですけど
源五兵衛が花道を去るシーンで雨が降ってきて その仕掛けを思い出しました。
傘がボロボロだったのが 源五兵衛の心情とリンクしていて小道具も考えられているんだなあ・・・と感心。

  「芋掘長者」

     芋掘藤五郎    三津五郎  
     緑御前       菊之助
     魁兵馬       亀三郎
     左内         亀寿
     松葉         松也
    松ヶ枝家後室    秀調
    治六郎        橋之助

 「盟三五大切」の重々しい殺傷物語から 打って変わって楽しい演目の舞踊劇
 
踊りの名手・三津五郎が、踊りのヘタクソな芋掘藤五郎を演じるのだから面白い。

亀三郎 亀寿のファンの人は、短い時間だけども舞台真ん中で一人ずつ踊ってくれるので必見です!

 


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歌舞伎展 [歌舞伎]


名古屋三越で開催中の 歌舞伎展・・・歌舞伎の衣装展を見てきました。
元禄忠臣蔵の衣装に始まり、3姫(八重垣姫、雪姫、時姫)のあでやかな打掛、
舞台のはるか遠くから見ても鮮やかな色合いの着物が間近で見られるのだから
とにかくすばらしいの一言。

私は歌舞伎初心者なので演目は見たことのないものtがほとんどでしたが
小道具の展示で刀が何本も飾ってあった中に唯一見たことのある 「石切梶原」の刀(・・・石が
切れる刀なのでとても強い刀として見えるように工夫してある)は特に興味深く鑑賞できました。
 
今回の目玉はおそらく「助六由縁江戸桜」の助六、揚巻の衣装で
間近で見ると 伊勢海老が立体的になっていたり、着物の文様が門松だったり
重量感があっておめでたい演目の通り、刺繍がすばらしかったです。

着物そのものにも莫大なお金をかけて作られている歌舞伎という舞台、
チケットが高価なのも納得です。

後半では 義経千本桜の大物浦で出てくる碇が展示されていました。
碇そのものはそんなに重くないらしいのですが実物は綱も太く
とにかく大きいので「すご!」 と思わず言葉が出てしまいました。

魚の小道具では 活きのいい魚を表現するしかけが体験できたり
髪結新三に出てくる鰹・・・2枚におろしてあるものの展示は面白かったし(内臓も展示してありまして)小道具の魚が作られる段階が8段階くらいに分けて展示されていたり(型に新聞紙→完成品) 

体験コーナーでは一人乗りの籠に実際に乗り込めたり、波音の小道具を触れたり
衣装だけでなく小道具の方も楽しめて、見に行ってホントによかったです!

4月8日まで名古屋三越7階催事場でやっています。
 


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勘太郎さん&七之助さん [歌舞伎]

今日は仕事が休み。
SATがおたふく風邪なので、どこにも行けずテレビ三昧・・・
先週放送された 徹子の部屋:ゲスト中村勘太郎さん&七之助さん を
録画したままだったので今日やっと見ることができました。

これは保存版ですネ。
お二人ともステキ! 好き好き大好き!
勘太郎さんのあの短髪は、天然パーマだからなのですね。
以前に放送された 女の一生シリーズ:瀬戸内寂聴物語の時に歳を取った風に
白髪交じりのカツラをつけていたんですが、お父様の勘三郎さんにそっくりと
思いました。 

勘太郎さんのケガも治って舞台に復帰したみたいで安心しました。

七之助さんの女形はホント美しいのですが、お兄様も常々そう思っていらっしゃるそう。
9月の平成中村座名古屋公演の前に 七之助さんは高校生とサッカーをしていたとかで
開演前にもっともっと早く行けば見られたのかも~~と 前に書いた学食の話同様、
非常に残念に思いました(笑)

七之助さんは NHKの大河ドラマでファンになりました。
あの頃はもっと少年ぽくてそれがまたよかったんですけど、この頃は青年らしくなり、
ヤンチャなところ(例の事件ね・・・)がまたまた大好きです!!


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身替座禅 [歌舞伎]

昨日 NHK衛星第2で 平成中村座 名古屋公演の一部が放送されました。
山川静夫の新・華麗なる招待席 という番組です。

「身替座禅」 と 「義経千本桜」の中の 『木の実』 『小金吾討死』 『すし屋』 です。

「身替座禅」は 来年早々東京の浅草新春歌舞伎で 今、お騒がせの中村獅童が
奥方・玉の井役・・・旦那様に浮気をされる奥方(今の状況と真逆!) に扮するということで
先日のYAHOOのトピックスにも載っていましたね。

「身替座禅」 は本当に面白かった!!
勘三郎さんも適役だけど、坂東弥十郎さんも背が高くてゴツイ奥様(すみません・・・)で
それがまたお芝居を面白くさせています。

あの時は 5列目で鑑賞していたのだけど、テレビで改めて見てみると
勘三郎さんは汗だくでござる。(・・・歌舞伎風ね)
9月とはいえまだまだ暑い日でしたし、冷房もきいていましたがなんせあの歌舞伎衣装では
汗だくも当然です。
勘三郎さんがお酒を一滴も呑んでないのに色っぽいこと色っぽいこと!
男の色気を感じる役者さんなので大好きです!

「義経千本桜」の方は 2週間ほど前にも全く同じ内容を放送していたので2回目でしたね。
こちらも、テレビなのに 「いがみの権太」に涙が出ましたよ。
「義経千本桜」はまだ通しで見たことがないのですが 時代物3大名作のうちのひとつだそうで
いつか通しで見るのが非常に楽しみであります。

山川静夫の新・華麗なる招待席は、おそらくまた近々再放送されますから要チェックですよ~~


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プレゼントが当たった! [歌舞伎]

「歌舞伎名作事典」の本 プレゼントに当選した。やった~!
ちなみに当選者は3名である。
この本は歌舞伎・狂言のあらすじ、見所が307作品も載っているらしい。
写真もたくさん掲載されていて、紙もいいから値段も3262円・・・

雑誌をぷらっと買う感覚では買えないので、観劇に行った際に躊躇していたら
この秋の御園座売店では売られてなくてがっかりしていたのである。
でもこの1冊で歌舞伎の予習はバッチリ!
御園座さん、どうもありがとうございました!!


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歌舞伎 「髪結新三」 [歌舞伎]

歌舞伎バイブルとして持っている本がある。
「歌舞伎ナビ」 渡辺保 著  マガジンハウス出版
けっこう分厚い本なのだけど、演目が10作品紹介されている。
著者は歌舞伎鑑賞のベテランで、歌舞伎の見所のコツを書いているのだけど
古典的な歌舞伎の型を求める人なので、それが私にとってはとても興味深い。

この本で予習して 「弁天小僧」 「勧進帳」 を見たときは大変面白かった。
プログラムだけでは紹介できない見所が満載なのである。

というわけでこの本に掲載されている 「梅雨小袖昔八丈  髪結新三」 が  
どうしても見たくて、御園座に出かけた。

尾上菊五郎の当たり役 新三  さすがベテラン 声も良く通りすばらしい。
歌舞伎を見に行った日の午前中に 映画「フラガール」 を見て奥様:富司純子の演技も
とてもよかった。 夫婦ともどもステキである。

私の好きな三津五郎は弥太五郎源七 奥行きのある演技であります。
世話物の話はとにかく面白い。時代背景をあまり考えなくてもすむからだ。
作者:河竹黙阿弥の七五調のセリフも独特で小気味良い。
やはり無理をしてでも観に行ってよかった!!

それにしても観劇マナーが非常に悪すぎる。劇の途中で帰ってしまう人があまりにも多い。
幕間の薄暗い時に退散するならともかく、堂々と途中で帰ってしまう。
役者さんに大変失礼である。「あなたのお芝居つまらないよ」 と言ってるようなものだ。

隣の2人とちょうどその前の2人が途中で帰ってしまった。
急に斜め前方が見易くなってラッキー! と思っていたら、後方の席の人が2人
「ここ空いてますか?」 と前の席に移動してきた。 しかも背もたれにもたれないで
身を乗り出して鑑賞している。 私は14列目の右方なので斜め前で頭を突き出されると
頭が重なってしまい、全然見えなくなってしまうのである。
しかも、帰ったはずのうちの一人が戻って来て自分の席に人が座っているからびっくり。
すったもんだが視界左側で始まった。

これにはまいった・・・ 一番いいところでこれをやられてしまったので台無しである。
結局、お熊が解放される場面がほとんど見えなかった。 腹立つ!
おばさんには場面の切り替えの際に背もたれにもたれて下さいとお願いして
事なきを得たが、 こういった席の移動は絶対に許されない。

おまけに大詰めの場面では携帯電話の音が!
マナーモードにするのは当然でしょう、こういうマナーが守られない人は
お芝居を見に行ってはいけません。

御園座の関係者の方、席の移動は厳禁ということについてもアナウンスをお願いしたいです。
当時者はよくても後ろの席の人は大迷惑なんです。よろしくお願いいたします。

歌舞伎ナビ

歌舞伎ナビ

  • 作者: 渡辺 保
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本


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坂田籐十郎 襲名披露興行 名古屋 御園座 [歌舞伎]

名古屋御園座 坂田籐十郎襲名披露 昼の部に早速行ってきました。

「矢の根」・・・ 歌舞伎18番の内
  曽我五郎役の尾上松緑さん、荒事(豪快な芸風)特有の隈取のお化粧で、若さがあふれ
  パワー全快! 良かったです。
  後半では馬が登場し、荒々しい五郎に対し馬が滑稽で面白かったです。

「藤娘」 ・・・【ネタバレ注意!】
  休憩時間にしきりと 「この後真っ暗になります、ご注意下さい」のアナウンス。
  場内が真っ暗になった経験がなく、(いつもは薄暗くですから)油断?していたら
  本当に真っ暗に!・・・・・・・・!

  真っ暗になって場内ザワザワ ザワザワ・・・
  パッと明るくなって藤娘の登場、もちろん舞台は紫の藤の花でとても美しい。
  この演出、私にとっては初めての経験で すごく楽しませてもらいました。

「越後獅子」 
  私の好きな 坂東三津五郎さん。
  NHK教育テレビ「日本の伝統芸能」の放送を見てますますファンになってしまいました。
  坂東流のお家元ということで踊りの表情、振り付け どれをとっても味があり
  素朴な踊りなのに華がありました。

「盛綱陣屋」
  籐十郎さんの襲名にふさわしい演目。舞台の上からも名優のオーラが漂います。
  籐十郎さん、この佐々木盛綱は初役だそうですがさすがです。

  私自身、この役は何十回も演じて・・・というお芝居よりも、初役で演じるお芝居が好きでして
  (長いこと歌舞伎をやっていても初めて演じる役があるということに驚きましたが)
  何ヶ月もお稽古して自分のものにしてみせる(師匠に習った通りではなく、あくまでも
  自分流に仕上げる)という心意気を感じるので どんな役者さんの場合でも
  プログラムに「初役で挑みます」 なんて書いてあると特に注目しちゃいます。

  この「盛綱陣屋」に登場する篝火(かがりび・・・盛綱の兄嫁)役:中村扇雀さんの別のお芝居
  (八重垣姫)を先週見たばかりでしたから、今日の扇雀さんは何だか身近に感じました(笑)

配役で子役(6歳くらい?)が2人いて、一生懸命セリフを語ります。
  二人ともそれぞれ盛綱の子、高綱の子という重要な役なのですが その姿がかわいらしい
  為に  セリフの後で必ず場内で笑いが出るのです。 これが許せない!
  特に盛綱の子は 父を想って切腹をするを覚悟する という場面だというのに
  「フフフフフ」 とほほえましい笑いが場内で起こるので芝居が台無しです。

  プログラムも買わないでお芝居の内容も全く知らないオバサマたちの仕業なのですが
  絶対に笑うのだけはやめて下さい! 子役の子も一生懸命やっているのです!
  笑いをとる場面ではないということを知っておくべきです。

今日見た演目は時代物ですから時代背景とかの心得がないとかなり難しく感じますね。
先週見た平成中村座:勘三郎さんの方は世話物もありましたから面白くおかしくて、今日の
重圧な印象とは大きく異なりました。何にしても歌舞伎は奥深いです。

このブログを見て、よ~し初めて歌舞伎に行くゾ というお方は、
今月の御園座の場合ですと 夜の部の「髪結新三(かみゆいしんざ)」・・・安部晋三ではないですゾ
の演目をおすすめします。
世話物でわかりやすし、河竹黙阿弥の脚本=七五調のセリフは歌舞伎ならではで面白いです。

そういう私も「髪結新三」は本でしか読んだことがなくて・・・
こうなったら 夜の部 (鏡獅子・口上・髪結新三)も行くしかないっ!!


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平成中村座 名古屋公演 ② [歌舞伎]

歌舞伎を見た後の数日間は(正しくはいつまでたってもなんですけど)
役者さんの艶やかな着物姿が目に焼きついて脳裏から離れません・・・
七之助さんの紫、扇雀さんの赤、勘三郎さんの浅葱 
(今回は昼の部しか鑑賞できなかったので)このお三方の衣装が心に残っています。
5列目での鑑賞でしたので、役者さんとは目が合ったような錯覚に陥ります。
 「あ、今の一瞬勘三郎さんと目が合った!!」 と思ってウキウキです。

なのに1列目で数分間コックリと寝ていたオバサマがいました。
役者さんはもちろん後ろの席の人にも失礼だああ!!

あと歌舞伎初心者の人は絶対にイヤホンガイドを借りるべきです。
全然見せ場でないところで拍手をするからです。
私も初心者ですが、事前に必ずプログラムを購入してストーリーの予習をします。
開演中はイヤホンガイドで解説を聞くので話の内容が良くわかります。
そして、帰りの電車の中とか家に帰ってから何度もプログラムを読み返すと
お芝居の中で不明瞭だった箇所が理解できます。

「イヤホンガイド推奨」 ともっとデカデカと掲げてもいいのになあ と思います。
ちなみにレンタル料は1600円で 返却すると1000円戻ってきます。
正味600円ですから大変お値打ちなものなのです。

襲名披露で行われる 「口上」 では役者さんが揃ってご挨拶をされるのですが
そのときの拍手は短めがよろしいようです。

私はパチパチを6回もしくは7回にしています。
パチパチパチパチパチ・・・・・・・ といつまでも続くと次にお祝いのお言葉を述べられる
役者さんの出だしの声がほとんど聞こえないのです。
これは私の推測なのですが、A役者さんとB役者さんとの間は約何秒くらい とおおよそ
決まっていて、決して「拍手が鳴り止んだら名乗り上げる」ではないのです。

空気が読めない観客が必ずいて、パチパチをいつまでもやり続けるので
「坂東○○○でございます。」 「片岡○○○でございます」
というお声が全く聞こえない場合がよくあるのです。 

話がそれますが、宝塚を観に行くとファンの方の拍手は「大きく・高く・短め」です。
これは拍手がお芝居の妨げにならないようにするという上では大事なことと思います。
ヅカファンがそういう拍手をするので、その他大勢もそれに習います。
パチパチパチパチパチ・・・・・とお芝居中に長いこと拍手をするとヒンシュクをかうのです。
歌舞伎の劇場の中も早くそのようになってほしいと思います。
そんなのは地方だけなのかなあ??東京の歌舞伎座はそんなことないのかしらん??


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平成 中村座 名古屋公演 [歌舞伎]

行って来ました、第18代目中村勘三郎襲名披露 
      平成中村座 名古屋公演:in同朋高校体育館!
やっぱり中村勘三郎さんはステキ!!男の色気がたっぷりでうっとりしてしまいますぅ。
歌舞伎役者さんの中では MY BEST 1 です!スキスキ勘三郎さん。
今回の演目:身替座禅 面白いですね。
浅葱色の着物に赤の半襟、品のいい大名(?でも浮気をしに行くのですが)
の感じが勘三郎さんとてもよくお似合いでした。
まだまだ歌舞伎初心者なので、義太夫の語りが聞き込めなくて苦労していますが
イヤホンガイドのおかげで唄の内容がわかり助かります。

中村七之助さんもかっこよかったです!!
昨年の舞台でお姫さまの役を拝見し、女形のきれいさが際立っていましたが
本日の武士:武田勝頼役もりりしくて惚れ惚れとしてしまいました。
色男の白塗りのお顔に紫の裃&袴、八重垣姫の赤の着物と本当に色あでやかで
今でも目に焼きついています。
 
今回の演目 本朝廿四孝 十種香は この春名古屋御園座の陽春歌舞伎で
今日の続きの部分 本朝廿四孝 狐火 が上演されましたから
(このときも今日と同じ 中村扇雀さんが八重垣姫を務められました)
今日のお芝居を見たことで 話がよりわかりました。
扇雀さんはこのあとすぐにお父様の坂田籐十郎さんの舞台が名古屋でありますから
しばらく名古屋に滞在されるのかなあ と思って見ていました。

今日は体育館ということで座布団での鑑賞でしたが思ったより苦痛を感じなかったです。
襲名披露公演ということで勘三郎さん親子には目が離せませんが、今日は劇中で
坂東弥十郎さん親子(&坂東新悟さん)で舞う場面もあり、そんなのも気をつけて
見ていましたよ~

【ちょっと後悔したこと】
開演50分前 同朋高校の学食前に何足も雪駄が脱いであり、仏教系の学校だから
生徒も雪駄なんだあ・・・ と何気に思って通りすぎたのですが
口上の際に坂東弥十郎さんが 「十何年かぶりに学食に行ってカレーライスを食べた」 と
おっしゃっていたので 「!」・・・あのときの雪駄は役者さんのものだったんだあ!!!
と 後でわかりました。 ああ学食をのぞいてみればよかったああ・・・
あと、夜の部:義経千本桜は今回チケットとれなかったので非常に非常に残念です。

今日は勘三郎さんにファンレターを書いていったのですが、勘三郎さん読んでいただけた
かなあ??うれしいような恥ずかしいような私です。
 


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