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吉例顔見世  名古屋御園座 [歌舞伎]

本日行ってまいりました、私の半年に一度の楽しみ 
「歌舞伎鑑賞」です。


第44回 吉例顔見世 2代目中村錦之助 襲名披露公演

昼の部

一、 天満宮菜種御供  時平の七笑


藤原時平 ・・・  我當
菅原道真 ・・・  彦三郎

 
菅原道真の流罪をテーマにした物語。
右大臣の道真のことを 心よく思っていないはずの左大臣の時平が
道真に対し 温和な態度で接するが・・・・・


35分の上演時間ということもあって、まずはわかりやすい内容のお芝居。
私はこの話のベースになっている 「菅原伝授手習鑑」のお芝居を一幕も見たことがなくて、
あまり多くのことを語れません。
今日の演目を見たことにより、 「菅原伝授手習鑑」の予習ができた??のかな。




二、京鹿子娘道成寺    道行より 押戻しまで

白拍子花子 ・・・  籐十郎


坂田籐十郎さんの喜寿記念の演目だそうですが、
舞踊劇で こんなに鳥肌が立つくらい感動したのは初めてでした!!

セリフがない(唄で語られる)舞踊劇は 
「ああ、キレイだなあ」 と、さらっと見るものかな・・・ とそんな気持ちで

鑑賞していたのですが、
籐十郎さん、さすが人間国宝です。 
所作すべてが貫禄あるし無駄がない、キマる、当たり前っか。



娘道成寺は 道行の舞から→鐘入り で終わることが多いそうですが 
今回は 清姫の怨霊に変わる「押戻し」というところまであり、
歌舞伎ならではの艶やかさ と 勇ましさ 両方見られて お得感2倍です!
しかも、前方の席の人は手ぬぐいが飛んでくるというお楽しみもあります!



籐十郎さんは おととし?の襲名披露パーティーにて2ショットで写真を
撮らせていただいたこともあって、なんとなく親近感が湧きます(笑)


押戻しの場面では 親子競演もあって迫力満点。
隣で鑑賞していたおじさまも 終わってまもなく「よかったなああ!!!」と
隣の奥様に感嘆しておりました。



三、金閣寺

間柴久吉・・・・錦之助
松永大膳・・・・三津五郎
雪姫  ・・・・ 時蔵
 
こちらも歌舞伎ならではの装束・ヘアスタイル
私にとっては 昼の部の演目は3つとも◎

三津五郎さんがやっと登場。華があるし声もよく通るし、さすがです。


歌舞伎の “三姫” のうち 
本朝廿四孝の八重垣姫は見たことがあるので、今回の初「雪姫」はとても楽しみでした。
残るは 「鎌倉三代記の『時姫』」を見たい という課題もできました。
 


今日は 7列目の花道より6番目の席。
最近は中央の席が多かったので、ななめ方向からみる舞台がとても見やすく、
そして、今回の演目では花道寄りで語られることが多く
(道成寺の押戻し 、 金閣寺も) 恵まれていました。

 
しかし、、、前の席のおばちゃん2人が 芝居の途中でおしゃべりを繰り返すもので
片耳:イヤホンガイドの私には 役者さんのセリフや義太夫よりもおばちゃんの声のが
大きく聴こえることもあって、 我慢に我慢を重ねたけれども
金閣寺の最中にどうしても我慢できなくなり

「すみませんが、お芝居の途中でのお話をやめていただけませんか?」 と
注意しちゃいました。
おばちゃんにとっての一等席のチケット代金20000円は、はした金かもしれませんが、
私にとっては大金なのです。 
観劇マナーのない人は 劇場に足を運ぶのはやめましょう。
(隣のおじさんにも 感謝されました。)


今日は、空席が後方に少しありました、襲名披露興行に空席なんてなんか残念ですが
特別席・一等席、ともに従来よりも少々高額で・・・・ しょうがないかもですね・・・・

明日は 観劇帰り、雨の中30分も並んで買った「堂島ロール」のネタを書きます。
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