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御園座 5月花形歌舞伎 昼の部  [歌舞伎]

私の半年に一度の楽しみ、今日は歌舞伎鑑賞に行ってきました。

今日は午後から雨が降るという予報だったので、白地の大島紬を前日から用意して
ましたが、『お着物で歌舞伎鑑賞』は あきらめました(残念)

Image1243~00.jpg

昼の部の演目は 
一、 男の花道


いわゆる古典歌舞伎と違い、 歌舞伎事典にはどこにも載っていないので
全く予習無しで出かけたものの、
始まってみると この話がまことにいいのです。

市川亀治郎扮する加賀屋歌右衛門(女形歌舞伎役者)が
目の病気となり失明するところ・・・役者としてのを危機を
土生玄碩が手術をして治し、
一期一会的な出会いが、いつか再び会うことあれば
必ずや立派な役者:医者として会おうぞ という約束をかわし

4年後、玄碩切腹の危機を 
歌舞伎公演中の歌右衛門が観客の承諾を得て途中抜けし
命を救うという物語。
4年という歳月を経て、2人の男同士『信じあう心』を見て、
切腹を命じたお殿様も感銘を受け、観客の私たちも感動的でした。


眼科医:土生玄碩と 歌舞伎役者:加賀屋歌右衛門との人情物語は
玄碩役の段四郎さんと歌右衛門役の亀治郎さんは、実の親子。
これがまたよかったのでした。


途中で舞台をほったらかす歌右衛門(亀治郎)が 
「櫓のお七」の役を劇中でやっているところは
櫓あり、紙ふぶきありの古典歌舞伎の舞台そのものですから 一粒で二度おいしい感じの演目。

亀治郎さんはNHK教育テレビの子供番組にも出演していて
顔をよく存じているので 親しみが持てました。


そして、玄碩に難題を押し付け切腹を命じる困ったちゃんのお殿様役:片岡愛之助さん。
半年前に2ショットで写真を撮っていただいたので
そのお方が舞台でお芝居をしていらっしゃるというだけで「崇拝しちゃう!」
って感じ(笑)


二、太刀盗人

こちらにも愛之助さんは出演しているので
昼も夜も全部の演目に出ていることになるそうです。


中村翫雀さんと愛之助さんのコミカルな狂言。

昼の部は明るく終わる というのがお決まりみたい!?


松羽目もの・・・正面に老松の背景
緑の松に、赤い毛氈にお座りの囃子方の黒いお着物、
役者さんの衣裳も色とりどりで まさに色彩の美。


耳には三味線と太鼓の音が響き、「ああ今日も贅沢しちゃってるう・・・」 と
思えるひととき。


来週は夜の部鑑賞、そして再来週も、夜の部鑑賞(例のご招待歌舞伎です)
ああうれしや。
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