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「仮名手本忠臣蔵」 名古屋御園座 昼の部 [歌舞伎]

秋の御園座吉例顔見世興行

通し狂言 「仮名手本忠臣蔵」 

Image786.jpg

大序~4段目・道行 までが、昼の部で、まず昨日はここまで
鑑賞してきました。

一日通しで見られると、とってもいいんですが、 一日のうちに4万円を消費するのが
なんとなくもったいなくて(笑) 別の日程にしてしまいました♪



開演時刻は10:45  いつもの昼の部からすると、少し早めのスタートです。
5分ほど前に「カン」 と柝の音が鳴り、浄瑠璃人形が出てきて
登場人物の紹介から始まりました。

いつもなら時間ピッタリにしか始まらないのに。  
時間ギリギリに行ってはなりませぬ、 本当によかった・・・・


「忠臣蔵」の話は 外国で例えるのならシェークスピアでしょうか、
(誰もが知っていて当たり前、ということ)
日本人なら誰もが知っている主君仇討ちの物語。


歌舞伎は色彩美。
大序の場面では 高師直(吉良)の「黒」、 若狭之助の「浅葱色」 塩谷判官(浅野)の浅い黄色

対比する色あいで 人物画像を表現しているらしいです。
ん~~なるほどね。(関連本を3冊ほど読んで、予習していった甲斐がありました♪)


いろいろと歌舞伎は観たけれど、こんなに緊張感のある舞台は初めて。

とても厳粛な雰囲気で、何かの儀式の前みたい。


「刃傷の場」の心の葛藤は ひしひしと伝わり、

「判官切腹の場」では 幕間30分の後になるのですが
開始30分は『慣例により途中入場は不可』 だそうで、
判官の死という重要場面を 観客全員もが喪に服すような感じ。
実際に お香が焚かれ、場内にお香の香りがほのかに漂います。

何百人もの観客がこのお芝居に集中し、役者さんとの緊張感がすばらしい。


刃傷の後 雰囲気がとても重々しく、その雰囲気のまま昼の部が終わるわけではなく

舞踊劇仕立てに早野勘平とお軽の駆け落ち 「道行旅路」で
桜の色合い華やかに終了します。


勘平役の仁左衛門、 本当に男の色気漂い、ステキです!
黒い着物をパッと脱いだら、赤い襦袢。
「ドキッ」っとしちゃいますね~~。

孝太郎との親子での共演、 よかったです。


通しでの忠臣蔵は この10月を見逃すと、いつ興行されるかわからないので 
ぜひとも観にいきましょう! 
(御園座での通しは43年ぶりだそうです。)

配役もすばらしいです。

塩冶判官・・・橋之助
高師直・・・ 左團次
大星由良之助・・・團十郎
若狭之助・・・・愛之助
早野勘平・・・仁左衛門
お軽・・・ 福助 (道行・・・孝太郎)
顔世御前・・・福助
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くりまめかめ

仮名手本忠臣蔵!明日見に行くんです!
記事を読ませていただいて、いっそう楽しみになりました~
実は歌舞伎ははじめて・・・
もちろん演目は楽しみですが、気になるのは、着て行くお洋服の事・・・
お着物などとんでもない!
ゆかたしか着付けられませんし~
仕事がら、音楽の演奏会にはしょっちゅう行くのですが
けっこうラフな格好の人も多くて。
ジーンズの人もたくさんいます。
でも、歌舞伎やお能は、別世界なのでしょうね・・・
見に行くのは、昼の部です
by くりまめかめ (2009-10-19 10:30) 

ちゅうちゃん

>くりまめかめさん
はじめまして!私のブログへようこそです!!
私も明日 夜の部に行きますよ!!入れ替わりでお会いできるのかも。

私は明日はお着物(大島紬)で行こうと思っています。
初着物です!

昼の部はおばさまおじさまが多く、ラフな服(ジーンズとか)で行くと
ちょっとダメかもしれません。
ダメというか、もっとちゃんとしてくればよかった・・・・と思ってしまうかも。

平成中村座観覧の私がそうでした。

幕間のロビーにて、他人のファッションチェックをするのも楽しいです♪

by ちゅうちゃん (2009-10-19 23:19) 

ヴィトン コピー

突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
by ヴィトン コピー (2013-06-29 04:30) 

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